神山町更新計画 『永続集落街』

手塚 創太郎

人々の繋がりが街並みとなり地域性となる

ー地域性を失いつつある都市ー
神山町を始め、都市の繁華街の多くが高度経済成長期に建造された雑居ビルで溢れ、行き交う人々を見てもどこか忙しない人たちばかりである。そのような街並みを歩いていると、どこも同じように感じ、面白みがない。
しかし、カフェのテラスで会話をする人々や、緑道で時間を過ごす人々からは、少なからず神山町特有の雰囲気を感じられた。


ー人々のつながり、街並み、地域性をはぐくむプラットホームー
地域性は人々の繋がりと生活の連続から生まれると考える。
それを可能とするには「インフラ(都市を支える仕組み)」を考える必要がある。
この計画では、住宅と商業施設の間に「立体的な際間」を作り出す「人工地盤(プラットホーム)」のインフラシステムを提案する。
建物の間に終にも横にも広がる「教間」をつくり、住人や来訪者の間に行き交う目線の繋がりを生み出す。
緑や広場の共有や、住替え・建替えなどの「更新」も可能とする地盤のシステムからデザインすることで、地域の魅力や個性と人々の交流を永続的に生み出す魅力的な衛並みが出来上がる。

手塚 創太郎
長野県生まれ。
高校卒業後、桑沢デザイン研究所に入学。
夜間部スペースデザイン科で2年間スペースデザインを学ぶ。
趣味は読書。

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