多種多様のモノが共存するこの世界は、極楽と地獄が共存する、面白くも危うい世界といえるだろう。
モノ（コト）にはいい面もわるい面もある。
だが私が思う いい と わるい を、相手も同じように考えているとは限らない。
同じものを見ていても、人それぞれの評価が変わるように、個々が持つ思いやモノ、見え方はそれぞれ違う。
それぞれが様々な環境の中、培ってきた経験が違うのだから完全に分かり合えなくて、違って、変わっていて、当たり前なのだ。
みんな違ってそれでいい
366日の記念日をもとに生まれたキャラクター達は、各記念日について調べるところから始まり、誰一人として同じものがないようデザインされている、まさに多種多様だ。
その姿は一目で自分と相容れない部分もあれば、共感する部分もあるだろう。
だが、それぞれの違いに愛しさを見出すことができるなら、自分の当たり前は当たり前でないこと、同じようで違うモノ同士であること、他を、少しでも理解することができたら、今までの世界を少し余裕をもった暖かい心で過ごせるのではないかと思いながら制作に至った。
