outgrowth

ーまるで地面から花が咲いているように見える一輪挿しー

Single‐flower vase that looks like Flower is blooming from the ground.

川並裕季

外を歩いているときに、ふと道端に咲いている花を見つけるとハッとする感覚を覚える。それは人工的に飾られている花を見た時と異なる感覚に思える。そこで、普段何気なく飾っている花が室内空間にいかにも咲いているかのように存在すると今までと違った感覚で花を楽しむことができるのではないかと考え、花が咲いているように活けられる一輪挿しを制作した。花を飾る特別なスペースだけでなく、空間の隅や床に置くことで花本来の自然な姿を作りだし再び地面に花を咲かせる感覚で活けることができる。花が枯れていく過程までも今までと違うように見えてくるかもしれません

Type140:Φ140 × H45mm
Type200:Φ200 × H45mm
3Dプリント(ナイロン)、塗装
Water Capacity Type140・Type200 110m

最大の特徴は地面から浮き出てきた様なシルエット。主役はあくまでも花であること。
余計な要素をなるべくなくし、花が地面、床から自然に伸び出る様子が感じられるように、設置面から茎に繋がるまでの流れが自然に見える曲線を施した。底の面積が広く平なので倒れる心配がなく床に置いても安心して使用することができる。設置スペース、飾る花の大きさに合わせて2サイズ制作した。デスクの上や狭い空間には小さいType140、広い空間や大きな花冠を持つ花には大きいType200。大小合わせて複数で使用することで動きのある空間をつくることができる。

川並裕季
1992年  京都府生まれ。
2016/09 University for Creative Arts 入学
2018/02 University for Creative Arts 中退
2018/04 桑沢デザイン研究所 総合デザイン学科 入学
2021/04 桑沢デザイン研究所 プロダクトデザイン卒業

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