FUNGUS OF CITY

馬毓澤

ペットボトルの素材研究

現代社会でペットボトルのゴミが溢れている。
使い捨ての容器なのに、透明且つ強いペットボトルの美しさに惹かれた。
本作品は、ペットボトルの素材研究を行い、空間での可能性を探ってみた。
さまざまな加工の中で、ペットボトルを細くテープ状に割くことが一番パーツをモジュール化しやすい。そして、「編む」行為もペットボトルに温かみを与える効果を持つ。
この作品は、まるで木陰にひっそり生えてくる、菌類のようにあってほしい。
光をフィルターのように濾過し、キラキラ、ゆらゆら。
その光の下で、ほっとする静寂な瞬間を感じて頂きたい。

一本のペットボトルで割けるテープの長さは、約690m。
本作はペットボトル316本で制作した。

撮影協力:ソ カイオン

馬毓澤
馬毓澤
中国出身。
島根県立大学卒業後、商業空間に興味を持ち始め、桑沢に入学。

Image View

List View

Students
Archive

Image View

List View