ペットボトルの素材研究
現代社会でペットボトルのゴミが溢れている。
使い捨ての容器なのに、透明且つ強いペットボトルの美しさに惹かれた。
本作品は、ペットボトルの素材研究を行い、空間での可能性を探ってみた。
さまざまな加工の中で、ペットボトルを細くテープ状に割くことが一番パーツをモジュール化しやすい。そして、「編む」行為もペットボトルに温かみを与える効果を持つ。
この作品は、まるで木陰にひっそり生えてくる、菌類のようにあってほしい。
光をフィルターのように濾過し、キラキラ、ゆらゆら。
その光の下で、ほっとする静寂な瞬間を感じて頂きたい。
一本のペットボトルで割けるテープの長さは、約690m。
本作はペットボトル316本で制作した。





