ぐにゃっぺ

門田あずみ

発想力が楽しく身につく、新しい布製おもちゃ

外で遊ぶ機会が減り、デジタルコンテンツに触れる機会が増えてきた今の子どもたち。
外で遊ぶのは自分で遊びを考える、自由な発想のできる機会でもあります。そんな機会がなくなり子どもたちはデジタルコンテンツで遊ぶようになりました。しかし、楽で面白いコンテンツという反面、制限が意外と大きく時間や内容も大人が管理する必要があり、自由に動く場面が少なく「指示まち」に慣れてしまう傾向があります。

近年子どもたちは自分で発想することが苦手な傾向があると言われていますが、その一つの要因としてこのような「遊び」が大きく関わっているのです。

この問題を解決するにあたり、私は粘土や積み木、ブロック、折り紙など室内で遊べる発想力が身につくおもちゃに着目しました。
しかし、片付けが少し面倒、散らばる、硬くて踏んでしまうと痛い、作品の保管の難しさ…など、これらのおもちゃはちょっと避けられがちな面があるのが現実です。

とても面白くて想像力も身に付くものなのに、そういう都合で遊ばれないのはもったいない!

そう考え、今あるおもちゃのいいとこ取りをした、想像力と創造力が楽しく身に付く布を使ったおもちゃを考えました。

布でできたパーツの裏の端っこにメカニカルファスナー(痛くない面ファスナー)がついており、また布自体が面ファスナーがくっつくようにできているため、パーツとパーツ同士をくっつけることができます。
また、パーツの外辺にアルミワイヤー が通っており、自由自在に曲げることができます。
布製のため洗濯ができること、布は伸縮性がないので柔らかいけれど頑丈なこと、折りたたんだり重ねることでコンパクトに収納できることもぐにゃっぺの特徴です。

門田あずみ
千葉県生まれ
津田沼高等学校卒業後、桑沢デザイン研究所に入学、プロダクトデザインを専攻
子供と関わること、寝ることが好き

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