佐藤あまね
都市は常に発展し続けている。
一見、幾何学的で無機質なように見える現代都市の中に有機的な部分が垣間見えることで、人や都市はまだ再生の途中なんだと安心する。都市計画が完成されたら新しい東京が出来上がり、私の記憶にある東京はきっと過去になり廃城に近づいてしまうのだろう。街の変化と共に人の温もりまで消えてしまいそうな哀しさを感じてしまう。
私は無機質でありながらも、薄れかけている温もりや安心感を求めて、写真を撮っている。
都会の風景は似ているようで全然違う表情をもっている。そんな全く違う様々な街と街が繋がって、たくさんの人により一つの東京が形成されている。
様々な視点から撮影した私だけの街を再構成することで、この世界の繋がりを表現した。
Copyright © Amane Sato
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