escape from, escape for

小林直輝

自分のネガティブと向き合う

 自分が逃げるべきではなかったもの(デザインの学び・現実・コミュニケーション)と逃げた先のもの(嗜好品・娯楽・思い出)をモチーフにし、前者は向き合うために解像度を下げ、逆に後者は本来必要ないため解像度を上げ、僕が望むそれらの見え方を表現しました。
 2層重ねることにより、立体感や隠れていく表現が強まり、色数も制限することでドットとしての役割も活かしました。

 デジタル表現で完結できるドットの表現をあえて手作業で行い、今まで逃げてきた自分へのけりをつけるつもりで制作しました。弱い自分も認め、しかしそれに甘えきらずに成長していきたいです。

小林直輝
高校卒業後、桑沢デザイン研究所に入学しグラフィックデザインを学ぶ。コロナ禍でFPSゲームにハマる。まぜそばが大好物。

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