「読む本」ではなく、「観る本」
「読む本」ではなく、「観る本」をコンセプトに本を製作した。
フランツカフカの「変身」と彼の友人カール・ブラント(Kal Brand)が「変身」の続編として主人公を人間に復活させる内容を持つ短編「再変身」の本文を用いて、文字を組み、虫の姿をしている主人公を「虫」と「人間」で立体的に表現した。
カフカの「変身」は白文字で虫の姿を縦組みで組んであり、ブラントの「再変身」は黒文字で挫折している人間の姿を縦組みに組んである。また、本文を保管するカバーは「変身」がドイツ文学であることから、世界大戦以前ドイツで建てられた一般家庭の家にあるドア(Altbauwohnung)を想定して製作した。
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![](https://www.sotsuten-archive.kds.ac.jp/wp-content/uploads/2022/03/re_2-Hepsiba-LEE-1536x1016.jpg)
![](https://www.sotsuten-archive.kds.ac.jp/wp-content/uploads/2022/03/re_3-Hepsiba-LEE-1536x1024.jpg)
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