SHIBUYA Blank Trees

山口実那子

「 」を切り取ることで、”自分”を取り戻す

渋谷は、あらゆる情報が飛び交うことで日々新しくなる。街に溢れる過剰なほどの情報の中で、誰もが思考することを放棄し、機械的に受信するだけの人間になっているのかもしれない。そこで人々が改めて自分自身と向き合えるように、渋谷の中心に”余白”を生み出し、日常生活の中で見逃している空、光、水を感じ、それらと対峙することで自分自身を再認識し取り戻せる空間をデザインした。

大屋根のモチーフとして James Turrellの「Open Sky」という作品を参照した。「Open Sky」では天井に開けられた大きな開口部を通して空を切り取ることで、”当たり前の空”を取り戻すことを目的にしており、SHIBUYA Blank Treesでは空をただ切り取るだけでなく、木漏れ日をイメージするように異なる開き方をした2枚の屋根を組み合わせ、それらを木の葉のように何層も重ねることで大きな木の下にいるような空間を再現した。

山口実那子
静岡生まれ
静岡県立大学卒業
フランス留学時代にリノベーションに興味を持つ

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