希望の「ウィンドウボックス」
この2年間、コロナウィルスの影響でほとんど家にいて、家族に会いに帰国することはおろか、旅行に行くことや友達に会うことも自由にできない…まるで、自宅が自分をとじ込める「Box」のように感じることがよくあります。
ある夜、窓を開けて外を見ました。周りはまっ黒で、向かいの家の窓からしかあかりがないです。「夜に光を取り込む窓には、どんな話があるか?」と思ったんです。夜の闇は疫病の暗黒面のようなものですが、コロナウィルスの影響で我々の生活を止めることができません。暗闇の中で、私たちは「ウィンドウボックス」の中で生き続けているのです。
希望というゼミテーマは、コロナウイルスの時代であっても、私たち自身が希望を持って生きていくことを思い出させてくれます。そこで、希望の「ウィンドウボックス」をメインテーマにし、さまざまな面白いアイデアと構図を考えて、この一シリーズのビジュアル作品を制作しました。