朧気な、春の味覚を愉しむ。
今回私が製作した物は、日本酒のボトル及びパッケージ物です。
この日本酒は、朧月夜をテーマにしています。
テーマと同じく、銘柄を朧月夜にしました。
朧月夜とは、ほのかにかすんで見える春の夜の月のことで、
朧月夜は朧月が出ている夜のことです。
ですので、設定としましては、「春のお酒」としていますが、
「オールシーズン楽しめるお酒」ともしています。
度数は十五度の純米酒で、
味は、ほんのりと桜の香りがして、
コクのある味を想定しています。
価格帯は、500mlで2000円ほどを想定しています。
今回のボトルデザイン、及びパッケージデザインにおいて
朧月夜の、雲に隠れてぼやけている月と、くっきり見える月の対比に
美しさを感じたので、それを表現しようとしました。
正面と側面には、雲の表現を施しています。
裏面の形は、丸く抉り取ることで、
その部分の輪郭と色が、正面から見た時に
月のように見えるので、こういった表現をしました。
ボトルデザインの裏面部分、ロゴ、キャップの色を、
甘口は金色、辛口は銀色とすることで、差別化を図りました。
パッケージのグラフィックは、ボトルデザインに施したような
雲の模様を、取り入れました。
ロゴもボトルデザインと同じく、
甘口は金、辛口は銀と差別化しています。
甘口を黒系統に、辛口を白系統にすることで、
全体的な見え方の差別化を図りました。