Winding -夢中の服探し-

簗瀬晃希

展示模型 S=1/30

夢と現実を横断するかのような、服との対峙空間

大学や企業にてインテリアデザインに携わる中で、現代社会における商行為の圧倒的な経済至上主義に対して、疑問を抱いていました。今回の課題では、そのような背景を元に「人の心に寄り添うための商空間」を模索、提案することを目的とし、空間の設計、ブランドの提案を行いました。

提案資料

コンセプトは、『「私的自己意識」を触発する、“夢と現実を横断する”かのような体験を伴った、服と対峙するための空間』です。日常の中で起きる「夢かと思っていたら、現実だった」「現実かと思っていたら、夢だった」などの曖昧な世界線の横断を、空間体験として感じることで、「従来の私」から離れ、自分の心が纏いたいと思う服を模索するためのお店です。

内観写真

ドレープに沿って階段などの動線を這わせることで、服と他者の対峙シーン、あるいは、今自分がいる場所やこれから向かう場所を、シークエンスとして体感しながら、服との対峙を繰り返します。
曖昧な二つの世界線を自然と移り変わりながら、確実に世界線の横断を認知することによって、自分自身の客観視や、服との主観的な対峙を、繰り返し行います。

簗瀬晃希
福岡県生まれ。
2017年 九州産業大学 工学部 住居・インテリア設計学科 卒業
2021年 桑沢デザイン研究所 卒業

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