Colorful BLACK

李瑞雯

234 x 162mm | 厚さ7mm | アナログ
記憶の形・色の余韻・ビジュアル化

Colorful BLACK - 記憶の余韻

現実と幻想の間には、記憶というものがある。有形であれ無形であれ、何かを生み出し続けている。過去から未来へ繋ぐ。華やかさとの対比が寂しさをかもし出します。でも、暗闇においてこそ、カラフルな色が強調されているのです。ネオンが輝く夜には、街や建物も息をしているみたいに写るものすべてに生命力があふれている。色彩と光は生命力があるとしたら、どういう風に街を鮮やかに彩っていくのだろう?そして、どうのような形で記憶に残るのだろう?

Between reality and illusion, it is memory.Whether tangible or intangible, it keeps creating something new. Linking the past to the future. In darkness we see colorful light and glory. On nights when neon shine like the city and buildings are breathing. Everything in the street is full of vitality. If color and light alive, how will the city be vividly colored? And, how will it be remembered?

9:36 | 32枚 | アニメーション
前半: 彩っていく、現実の世界、有形
後半: 消えていく、記憶の世界、無形
210 x 270mm | 製本
有形と無形・黒とカラフル

今の気づき

1_ビジュアル化
コロナの影響でリモートワークになり、色々なことが可視化され、変わりつつある時代になっています。複雑な説明より、もっと単純で、ビジュアルで、みんなが見慣れたもの(共通認識)を新しくしたいと思いました。

2_懐かしさ・残したいもの
四年間東京での生活を回想するたびに、なぜか懐かしむ気持ちになる自分がいます。今後さらに、モノ、ヒトに直接接触しなくても、デザインの仕事も出来る時代になっていくでしょう。記憶に残る情景を提供し続けていきたいと思っています。

3_生命力・元気回復・多様性
コロナは心身的にも影響を及ぼしています。賑やかだったが街も寂れました。人と人のあいだの「息」や「空気」が失われました。視覚と聴覚しか共有できないリモート空間の中では、どうやって街の生命力を共有するのでしょう?

4_黒とカラフル | 繁華と寂しさ
華やかさとの対比が寂しさをかもし出します。でも、暗闇においてこそ、カラフルな色が強調されているのです。ネオンは夜の街に生命力を与えたと思います。ライトがすべてオフの状態とすべてオンになっている状態はよく目にしますが、動きと変化を加えて、コントラストを視覚化することで何か新しい発見ができるのでしょうか?

伝えたいこと

ネガティブに物事を捉えるより、その状況の中に生かして、少し角度を変えてみると何か新しいものが見えてくるかもしれません。

There are things that we don’t want to happen, but have to accept, things we don’t want to know, but have to learn. In darkness we see light. In willingness we see hope. In reflection we find acceptance. I’m thankful for my years spent here. For everyone I met, everything I got and experienced, and every chance I had to grow. I’ll take the best of them with me and lead by their example wherever I go.

ー LI RUIWEN

李瑞雯
中国雲南省生まれ。
2016年上海工程技術大学卒業。
2021年桑沢デザイン研究所卒業。

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