①失われた刻み 針突(ハジチ) 
②思考の活性化を助けるブランド『HIKOLAB』 
③思案の敗北

国吉智彦

①女性の手の甲に刺青を施す、沖縄特有の失われた文化、針突(ハジチ)。成女儀礼、魔除け等、ハジチ特有の模様と柄には色んな想いが込められていました。柄や文化を表面的な表現に止まらせず、模様と柄の神秘的な意味合い、そしてその意味がもつ力強さを意識して表現しました。

②自分と社会との関わりから、色んな思考をめぐらせることで、自分自身との対自=鏡、その中で、徐々に変化、成長していく思考=グラデーションをパッケージの側に落とし込みした。Y2K のテイストをグラフィックに落とし込み、グミ(咀嚼が脳に刺激を)、カメラ(思い出の振り返り)、サウナハット(自律神経の整い)他、思考や脳にポジティブに働く商品展開をしております。

③人間は常に自分自身と向き合い、思考を繰り返しながら、色んな感情の変化に折り合いをつけていく。そしてそれは今も昔も変わらない。僕を含め、現代を生きる人間も、そして未来の人間も、同じように繰り返し思考し続けていくと思う。そこで、過去の著名人の『思考』に関する作品から、何かヒントになるもの、得られるものはないかと考え、作品集を制作しました。メインの紙はシルバーの物を利用し、自分と向き合う鏡をイメージしました。そして蛇腹製本にすることで、思考の循環の地続きを表しました。

国吉智彦
1988年 沖縄生まれ
33歳でデザインの業界にキャリアチェンジを考え桑沢デザイン研究所に入学。
好きなものは歌唱、温泉サウナ。嫌いなものは格闘技鑑賞。

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