浮動する態

三木杏珠

この世界に存在する、私を含むすべてのものたちは、一見形が定まっているように見えているが、毎瞬間、変化の途中にいて、不安定な姿をしている。
生まれ落ちて、殻を破り、毛が生え、手足が伸び、増えて、時には崩れて、色褪せて、再生し、新たな機能を持ち、脱皮を繰り返し、やがてはいなくなったり消えていく。
我々は、毎分毎秒常に、 次 の瞬間に向かい続けている。
その姿が定まる時は、決してないのだ。

三木杏珠
埼玉県生まれ。2021年3月までの9年間、吹奏楽部に所属しトランペットに没頭する。2023年2月から、写真を学ぶ。kroi偏愛家。

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