平和は眠りを許さない - 宮本百合子

吉田菜摘

平和への願いを込めた装丁デザイン

平和は与えられたものではない。私たちは過去から学び、平和を守り続けなければならないと思いこの著作を選んだ。タイトルの「眠りを許さない」という言葉をイメージし、目が覚めるような銀の箔押しの表紙デザインにした。今ロシア、ウクライナやイスラエル、パレスチナで戦争が起こっている。日本でも政権与党による憲法改正案や軍拡など、戦前のような空気を感じる。今こそ平和について多くの人が考え、声を上げる必要があると思う。
著者の宮本百合子は大正~昭和初期の小説家・評論家で、戦中も戦争に反対し続けた。

作品サイズ:185x264x15mm
著者紹介:宮本百合子(みやもと ゆりこ、1899-1951)
昭和期の小説家・評論家。旧姓は中条、本名はユリ。東京生まれ。1916(大正5)年、17歳で「貧しき人々の群」を発表。1918年、父・精一郎と渡米。翌年コロンビア大学聴講生となる。ニューヨークで古代東洋語の研究者荒木茂と結婚。12月帰国。1924年離婚。その後、ロシア文学者の湯浅芳子と同居生活に入る。この間「伸子」を執筆。1927年12月、湯浅とともにソ連に外遊。1930(昭和5)年11月帰国。翌月、日本プロレタリア作家同盟に加入。1931年、日本共産党に入党。1932年2月文芸評論家で共産党員でもあった宮本顕治と結婚。1933年12月、日本共産党スパイ査問事件に関する容疑により顕治検挙。翌年中条から宮本へ改姓。敗戦までの厳しい期間のなか投獄・執筆禁止などを繰り返しながら作家活動に励む。戦後も社会運動や執筆活動へ精力的に取り組み多くの作品を残した。

吉田菜摘
1997年生まれ。静岡県三島市出身。
富士山が乱用されているシーンを集めている。

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