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雨宮可林

KUWASAWA FASHION SHOW2021

自分らしく、強く

自分らしさを表現できるファッションデザインが好きで、デザインの勉強したいと思い桑沢デザイン研究所に入りました。3年間、形の面白さをメインにした服づくりをしてきましたが卒業生作品という人生の節目である作品制作において、私自身の信念をテーマにしました。テーマは「女性が自分らしく強くあること」です。21年間生きてきて、女性であることで悲しい思いをしたり腹立たしい思いを何度もしました。多くの女性も同じだと思います。まだまだ女性にとって生きづらい世の中を自分らしく生き抜くための信念をそのままデザインに落とし込みました。透けて重なった鎧のディティールで女性の強さを表現しています。男性が身に付けることが多い鎧を女性が着用し、自分を守る。でもその鎧は透けていて、女性らしいボディーラインが浮かび上がってきます。そのコントラストで、より女性らしい強さを伝えようとデザインしました。
この作品を観た人が少しでも強い気持ちになれることを願っています。
また、私がこれから生きていく基盤となる作品作りができました。ありがとうございました。

雨宮可林
山梨県生まれ。
2021年桑沢デザイン研究所卒業。

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