Agri Concept Car& City

石渡響

Agri Concept Car:農地としても店舗としても活用出来る自律型モビリティ
Agri Concept City:モビリティを通じて生産者と消費者の距離を短くし、新鮮な野菜を提供できる都市計画。

Agri Concept Car:農作物の運搬を担う自律型モビリティをベースに、陽当たりの良いビルの屋上では農地、人々が集まる広場では店舗として機能するようデザインしました。また、グリーンエネルギーだけで稼動する仕組みで、農作物を育てる太陽光はモビリティの動力源にもなります。環境に配慮しつつ、幾つもの役割を併せ持つこのモビリティはAgri Concept Cityという構想の中で、中心的な役割を担うプロダクトです。

Agri Concept City:農地と店舗としての機能を併せ持った自律型モビリティ「Agri Concept Car」が、都会のビルの屋上などで栽培された様々な種類の農作物を、予め指定された時間・場所に運び、消費者たちに向けて無人で市場を開くという構想です。これが実現すると、駅前広場や公園、駐車場など、都会の空きスペースがあっという間に賑やかな市場に。都市生活者でも土のついた新鮮な野菜を手に入れられる社会を目指します。

近年、「都市型農業」や「スマート農業」が世界中で注目されています。ビルの一角を屋上菜園や野菜工場としたり、農作業や生産管理をロボットやAIにより自動化したりするそれは、農業従事者不足を解消できる手段として、多くの国や都市が普及に取り組んでいます。実は、この東京も「都市型農業」や「スマート農業」に最適な場所のはずですが、なぜかあまり普及していません。本企画では、東京や日本という土地柄を考慮し、農地をモビリティに積載できるユニット型、狭い道でも走り回れるコンパクトサイズとすることで、これに配慮しました。

石渡響
千葉県生まれ。
都立工芸高等学校デザイン科を卒業。
桑沢デザイン研究所に入学し、プロダクトデザインを学ぶ。趣味はイラストを描くことと読書(特に歴史関係の書籍をよく読む)。特技は瞬間記憶。

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