住参-sumai

上田遊知

壁にかける仏壇

こんにちは
皆さんの家に仏壇はありますか?

近年、実家を離れて一人暮らしを始めたり、他の場所で新しく家庭を持つ世帯が増えてきています。
実はそれに伴って「仏壇」というものが身近ではなくなりつつあるのです。

なぜ仏壇は身近でなくなったのか。

調べてみると、「値段が高い」ことや「輸送が困難」なこと、そして「サイズが大きくて置き場所に困ること」などが多く挙げられていました。

そこでこれまでに仏壇を小さくしようと様々な試みがなされてきました。しかし、そのどれもがかわりばえのしない箱型に留まり、仏教的な意味を持たないただの棚となってしまったのです。

足りなかったのは4つの視点です。

ひとつは形状や機構を考え設計するデザイナーの視点

ひとつは顧客のニーズや流行に敏感な仏具店の視点

ひとつは仏数に精通し檀家さんの声を直に聞く僧侶の視点

そしてひとつは木材加工に詳しいものづくりのプロ、職人の視点

これらの4つの視点から最適な仏壇を考え、理想の形状を作り出しました。

それが、壁にかけるという選択肢です。


明日も10年後も、手を合わせる場所を身近に。

上田遊知
知りたがりで教えたがり。


略歴
1997.12.03
佐賀県佐賀市で
寺院と保育園を経営する家に生まれる

2016
佐賀県立佐賀西高等学校 卒業
佛教大学仏教学部 入学
2020
卒業
浄土宗僧侶資格を取得
蓮池山古今院浄国寺で副住職を勤める
桑沢デザイン研究所へ入学
2023
壁にかける仏壇を製作
保育士資格を取得
卒業
佐賀新聞社へ

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